向付について |
向付(むこうづけ)とは、茶事における懐石料理の最初に出される膳の、料理を盛る器とそこに盛られた料理のことをいいます。膳の手前左側が飯碗で、その右側には汁椀、その向こう側に置かれる器という意味で、器と料理のことを
茶道では、夜咄の茶事(よばなしのちゃじ)という、冬の夕刻、長い夜を楽しむお茶の会があるのですが、その時出される懐石膳の向付には寒い冬なので暖かい料理が盛られます。そこでは料理が冷めないよう向付の器も蓋のあるものを用意するとのことです。
茶道における 人を思いやる心、もてなしの心 ちょっとした気づかいなのですが、陶器を作るうえにおいても非常に勉強になります。いつまでも大切にしていきたい心です。 |