この抹茶茶碗は、銅緑釉を掛け、見込みに長石釉を掛けた織部の抹茶茶碗です。 緑の深い山の中、流れる滝を藁灰釉で表現し、夕彩釉で岩肌を表現してみました。滝の部分は轆轤引きした後すぐに切れ込みを入れてもう一度結合して段差をつけ、滝と岩肌の部分を表しています。銅彩釉は透明感のある深い緑色に発色しています。また釉流れに濃淡があり、景色になっています。 |
高台はのの字の形をもした付け高台(のの字高台)で夕彩釉を掛けてあります。にょろっとしたのの字の尻尾に面白い動きがあり、自然の中に何かが芽生えるような息吹を感じていただければ幸いです。 |
少し筒形に近くなっていますので見込みが深く感じられます。見込みには緑山の滝-1よりも鉄分の少ない長石を掛けていますのでほんのりと赤みのある発色で温かさが感じられる見込みかと思います。 |
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ひとつひとつ丁寧に抹茶茶碗としての心を込めて作りました。
手作りのため、まったく同じものはひとつとしてありません。
それぞれに個性のある茶碗になっていると思います。
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