静まり返った深い緑の大地に光が差していく夜明けの一場面を小さなこの織部の茶碗の中に表現してみました。緑の大地には、かせた銅緑釉を、陽の光には夕彩釉を、上部と茶碗の見込みには貝釉を施して細かい貫入により空の光を表しています。 |
高台は、自然な温かみを出そうと思い後からふわっとした小さ目な高台を付けてみました。あさり貝の目あとがある貝高台になっており、太陽の光のように暖かな緋色がじんわりと出ています。 |
この織部抹茶茶碗は、手の中にすっぽりと納まって手持ち感覚の良い茶碗です。手で包み込むだけで落ち着いた気持ちになれることでしょう。見込みは、貝釉による細かな貫入と陶土から滲み出た色により、陽光の暖か味が感じられます。 |
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ひとつひとつ丁寧に抹茶茶碗としての心を込めて作りました。
手作りのため、まったく同じものはひとつとしてありません。
それぞれに個性のある茶碗になっていると思います。
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